JR西日本、紀勢線に津波避難用簡易ホーム設置へ
南海トラフ巨大地震によって来ることが予想される津波に備え、JR西日本は、紀勢線下里-紀伊浦神間の那智勝浦町内に、簡易ホームを設置します。簡易ホームは高さが約1メートル、幅が約5メートル、奥行きが約1メートル。2基設置され、手すり付き階段も付いています。
海岸沿いを走る紀勢線の列車には、避難用はしごと簡易はしごを2基ずつ備えています。津波の予想浸水区域のうち、予想津波高50センチ以上の区間の始点と終点に看板が設けられ、50メートルごとに避難誘導の矢印や避難場所を示した看板を設置しています。これまで地震が起こったときは、列車を停止させた後、はしごを使って乗客を降ろし、看板に従って避難誘導することとしていました。しかし、場所によっては、地震発生後すぐに津波が来ることが予想されるため、速やかにかつ安全に避難するため、簡易ホームを設置することにしたのです。列車の走行場所や線路の状態によっては、簡易ホームまで走行してそこではしごを使わずに乗客を降ろすということもあるようです。
JR西日本の話では、駅間にこのような簡易ホームを置くような事例は初めてということです。9日に行われた住民参加の津波避難訓練で使用され、今後は簡易ホームの設置個所を増やしていく方針のようです。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20130301ddlk30020435000c.html)
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