小湊鐵道里見駅に交換設備復活
小湊鐵道の里見駅は、かつては列車がすれ違うことのできる構造になっていましたが、利用者が減ったために1998年に廃止され、その後は上総牛久以南では交換ができませんでした。しかし、その里見駅に15年ぶりに交換設備が復活します。
里見駅の交換設備が復活した理由は、里見駅近くに(統廃合により)小中一貫校ができ、そこへ列車を使って通学する児童・生徒が増えるとみているからです。市原市の要望によって交換設備の復活がなされ、ポイント設備、レール敷設費用など約8100万円は、国、市原市、小湊鐵道の三者が負担しました。
里見駅は、現行ホームが下り線用、復活するホームが上り線用になります。ポイントはスプリングポイント。通常、進路は一定方向に固定され、反対方面からの列車は車輪で押し広げて通過します。通過後は内蔵されているばねで元に戻ります。人力や電気設備などがいらないのが特徴です。里見駅は2002年から無人駅ですが、駅員を1人配置することにします。
3月16日にはダイヤ改正も行いました。上総牛久以南の平日の通学時間帯、下校時間帯(14時以降)の運行が上下で9本増えます。休日も1往復増えます。交換設備復活により、観光シーズンには臨時便などを設定しやすくなり、小湊鐵道は観光客による利用者増加も目指しています。
(参考:千葉日報ウェブ http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/127470)
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