旧幸福駅、立て替えへ
旧国鉄広尾線の幸福駅は、同じ路線の愛国駅とともに、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで知られていました。1987年に広尾線が廃止になった後も多くの観光客が訪れ、「恋人の聖地」にも認定されています。
しかし、幸福駅の駅舎は木造で建築から57年が経過し、老朽化が著しいです。本来なら廃線から25年も経っているので駅舎を残す必要はないのですが、帯広の観光名所になっています。そのため駅舎を残すのですが、耐震補強を行うのが難しいほど老朽化しているため、一度取り壊して今と同じような建物をつくります。駅舎以外にも整備します。ホームにあるディーゼルカー内をパネルや写真で観光情報を発信するスペースにします。駅舎西側の「幸福ふれあい公園」にハッピーセレモニー(模擬結婚式)用のステージを用意するようです。
帯広市は今年秋を目途に改築、整備を終えたいようです。そして、新駅舎の披露に合わせて、ブームから40周年のイベントも行います。駅舎等の事業費は3300万円で、帯広市の2013年度予算案に計上しています。
(追記)
幸福駅の駅舎は9月に解体され、建て替え工事が行われました。新しい駅舎は、旧駅舎外壁の半分を再利用するなど昔の面影を残しています。11月16日には完成記念セレモニーが行われ、多くの市民や観光客が訪れました。なお、新しい駅舎でも名刺を貼りつけることができ、早速市長が自らの名刺を貼りつけました。
(参考:十勝毎日新聞ホームページ http://www.tokachi.co.jp/news/201302/20130221-0014821.php、http://www.tokachi.co.jp/news/201311/20131116-0017096.php)
| Permalink | 0
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(1)(2020.11.18)
- 「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(2)(2020.11.18)
- 「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(0)(2020.11.17)
- 越美北線に乗ってきました(2020.09.11)
- ゴールデンウィークは白川郷閉鎖、バスも走らず(2020.04.23)
「鉄道」カテゴリの記事
- JR東日本、砕石輸送用ディーゼルカー&事業用電車を投入(2021.01.20)
- 名鉄バス、21:30以降の路線バスを原則運休(2021.01.18)
- 四日市あすなろう鉄道、受験生は運賃無料(2021.01.17)
「JR北海道」カテゴリの記事
- 新千歳空港-旭川間に直通列車構想(2021.01.05)
- 2021年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道、JR東日本新幹線等、北陸新幹線)(2020.12.19)
- 国交省、JR北海道への財政支援を2021年度以降も継続へ(2020.12.14)
- JR北海道の2021年春ダイヤ改正の続報(2020.12.10)
「北海道」カテゴリの記事
- 釧網線、「レストランバス」等がセットで9800円(2018.07.31)
- リフト代わりに雪上車で山に登る、北海道のスキー場(2017.11.19)
- 北海道の岬だけを巡るツアー(2017.04.05)
- 新幹線は北海道へ(2)(2016.10.12)
- 新幹線は北海道へ(1)(2016.10.12)
Comments