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愛知環状鉄道、昼間も1時間に4本に増発へ

 名古屋の東部、岡崎と高蔵寺とを結ぶ愛知環状鉄道。国鉄時代の経営があまりにも下手だったということはありますが、利用者が多く、第三セクターの優等生的存在です。

 さて、その愛知環状鉄道、朝夕のラッシュ時は15分間隔、昼間は20分間隔で運転しています。今でも(かつての国鉄時代の惨状を考えると)かなり便利のいい状態なのですが、さらに利便性を高めるため、2015年度にも、昼間の運転間隔をラッシュ時と同じ15分間隔にする方針を示しました。4日の愛知県議会で判明したことです。

 なお、利用者の多い朝夕のラッシュ時の更なる増発は、行き違いや複線化、車両の増強など新たな投資が必要で、当分は難しいようです。確かに単線主体の愛知環状鉄道では、これ以上の増発は難しいでしょう。もし輸送力の増強が必要ならば、車両の増強だけで済む増結で対応するのがいいでしょう。

 また、ICカードの導入については、多額の初期投資や、改札業務のありかたの見直しが必要なため、課題はありますが、利便性の向上につながるため、愛知県は愛知環状鉄道や沿線の市とともに導入することを検討していくようです。愛知環状鉄道はJR東海の中央線と直通していますが、ICカードは導入されていません。利便性の向上のためにも(運賃の収受漏れを減らすためにも)、ICカードの導入は前向きに検討することが望ましいでしょう。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20130305/CK2013030502000055.html)

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