京阪旧3000系ラストランはダブルデッカーなしの7両編成
京阪旧3000系は、3月10日で定期列車での運行を終え、それから3月末まではラストラン(特別運転)として運行することは以前に書いたとおりですが、そのラストラン(特別運転)の詳細が明らかになりました。
ラストランを行うのは、3月23、24、30、31日の4日間。いずれも中之島発出町柳行きの臨時快速特急として運行されます。中之島11:01発、出町柳12:04着です。京橋を出ますと七条まで停まりません。事前予約不要で、先着順に乗車します。中之島駅改札外コンコースに整列場所を設け、先着順に並びます。発車時刻が近付いたら係員が案内します。整列した人が全員乗ってから、整列していない人が乗車できます。京橋など途中駅でも乗車できますが、混雑のために乗車できないこともあります。特に最終日の31日は混雑することが予想されるため、京阪側では30日までの乗車を勧めています。なお、特別なヘッドマークの掲出はありません。
3月31日については、「旧3000系特急車 想い出の停車駅めぐり シール&スタンプラリー」の特典として配布した旧3000系特急車プレミアムカードのうち、裏面に号車・座席番号の記載があるもの(配布はすでに終了しています)を持っている人に対して着席整理券を渡します(このとき、プレミアムカードに「済」印を押します)。着席整理券は3月31日9:30~10:30に、中之島駅改札外専用受付において渡されます。この着席整理券を持っている人は、10:20~10:40の間に指定された座席に座ります。10:40以降に空いている席は自由席扱いとなり、着席整理券の効力は失われます。その後、整列している人から順に乗車することができます。案内時刻は諸事情により変更することがありますし、以前にも書いたように諸事情で日程が変更になったり(このときは変更後の最終日の臨時快速特急に適用します)、運転が中止になったりすることもあります。
ラストランにおいては、ダブルデッカーを除いた7両編成で行います。ダブルデッカー車両は旧3000系デビュー当初にはなく、8000系が京阪特急のメインとなってからの1995年に改造して付け加えたものです(当初は7両編成、1998年に8両編成化)。ダブルデッカー抜きの7両編成は、旧3000系が京阪の看板列車であったころの姿を現しているとも言えます。逆にいえば、旧3000系のダブルデッカーに乗りたい方は、1週間のうちに乗らないといけません(この記事を書いているのは3月3日です)。
ラストランに関するイベントとしては、ラストランを行う4日間、三条駅改札外コンコース特設会場において、旧3000系グッズを中心とした京阪電車オリジナルグッズ販売会を行うとともに、JTBのツアーとして、旧3000系の貸切撮影会を行います。ツアーは3月31日のラストラン終了後、回送となった旧3000系に淀駅から淀車庫まで乗り(淀駅13:00発、淀車庫13:05ごろ着)、淀車庫で約2時間、貸切撮影会を行います。その後、最終回送列車で寝屋川車庫まで移動(淀車庫13:16発、寝屋川車庫15:43着)、車体カラーをイメージした花束を座席に残すことによって、旧3000系に手向けることとなります。希望者には、旧3000系に向けて思いをつづるメッセージカードも用意します。記入されたカードは、後日京阪から販売するDVDや特設webサイト「さようならテレビカー ありがとう旧3000系特急車」にて紹介する予定です。旅行代金は大人、子供とも4800円、3月1日から募集を開始しています。
(参考:京阪ホームページ http://www.keihan.co.jp/info/upload/2013-02-28_ex3000_last_run.pdf、http://www.keihan.co.jp/info/upload/2013-02-28_ex3000_last_tour.pdf)
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