富山地鉄、中町に停留場増設
富山地鉄路面電車の環状線は2009年の末に開業しましたが、合流地点の西町には停留場はありませんでした(そのときの旅行記はこちら)。
ところが、富山地鉄は、5月17日(予定)に、西町-荒町間の総曲輪通りと中央通りの入口交差点に、富山駅前方面行のみの停留場を新設します(南富山駅前方面行のホームはありません。西町停留場の南富山方面行ホームまで約50メートルしかないからです)。
新しい停留場の名称は「中町(西町北)」。戦前には同じ位置に「中町」電停がありましたが、戦後に廃止になっています。現在、町名は残っていませんが、かつてあった位置に復活することから、駅名称として復活することにしたものです。また、この新しい停留場は環状線と1、2系統との乗継停留場となることから、「西町北」の副名称を付け、現在の西町停留場と一体運用します。これまで環状線から1、2系統(南富山駅前方面)に乗り換えるには、西町停留場の一つ手前のグランドプラザ前停留場で降り、約200メートルほど歩いて西町停留場の南富山方面行ホームまで歩かないといけませんでした。中町停留場が開業したら、中町停留場から約50メートルほど歩くだけで西町停留場の南富山方面行ホームに着きます。かなりの短縮です。
停留場のプラットホームは長さ13.5メートル、スロープは6.5メートル。12メートルの上屋を設けます。スロープ付近には横断防止柵を設け安全を確保し、また電車接近装置を設置し運行情報を案内します。停留場設置費用は約5000万円ですが、全額富山市の補助金で賄われます。
なお、新電停開業に伴い、路面電車のダイヤ改正を行います。詳細は後日発表されます。
(参考:富山地鉄ホームページ http://www.chitetsu.co.jp/?p=5516、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2013/03/18/193849.html)
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