阪急河原町駅改称、阪急と地元で駅名巡り対立
今年度下期に阪急京都線西山天王山駅を開業するときに合わせて、阪急が神戸側のターミナル、三宮駅を神戸三宮駅に改称しようとしているという話は以前に書きましたが、京都側のターミナル河原町駅(平日の1日平均の乗降客数約6.5万人、京都府内では烏丸駅に次いで2番目)も改称を検討しています。海外からを含め観光客にわかりやすい「京都河原町駅」にしたいようです。しかし、地元側はその駅名に反発しています。
反発しているのは地元の商店街、四条通沿いの商店主らでつくる四条繁栄会商店街振興組合。3月の定例理事会で地元として「四条河原町」を推すことを決議しました。5日に開かれた4月定例理事会では、阪急に文書で要望するとともに、市民から意見を募ることも決めました。
地元商店街が京都河原町ではなく、四条河原町への改称を求めている理由は、四条河原町が京都の繁華街の代名詞でもあり、市民にとって愛着やなじみが深いと考えているためです。阪急は、同じ京都市内にある大宮駅、烏丸駅をそれぞれ四条大宮駅、四条烏丸駅に改称することも検討しています。それを考えると、河原町駅は四条河原町駅に改称するのが自然だということです。
(追記)
結局阪急は、駅名解消に反対する地元商店街の声が強かったことから、河原町駅の改称を取りやめることとなりました。大宮駅、烏丸駅をそれぞれ四条大宮駅、四条烏丸駅に改称することについては、引き続き検討を行います。
(参考:京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20130406000040、http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130409000122)
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