ICカードの精算に手間取り、飯田線の電車1時間半遅れ
桜が咲き誇る3月30日の正午過ぎ、飯田線東新町駅に豊橋発本長篠行きの普通列車(2両編成、乗客約50人)が到着しました。飯田線は豊川までしか「TOICA」などのICカードは使えませんが、この駅で4人がICカードでの精算を申し出ました。次の茶臼山駅では16人もの人がICカードでの精算を申し出ました。東新町や茶臼山ではICカードが使えないので、運転士(この列車はワンマンです)が乗車駅の確認や料金の受け渡しなどを行う必要があり、時間がかかります。その結果、3本の列車が最大1時間半ほど遅れ、後続を含めた乗客約230人に影響が出ました。
飯田線の豊川以北ではICカードが使えないことは以前から変わりませんが(ですから、3月23日のICカード全国共通利用化が原因とは考えられません)、これまでICカードの精算で大幅な遅れが生じたことはなかったようです。私鉄ならローカル線を含めた全駅をICカードが使えるように改良したり(その結果が無人駅の増加につながっているとも言えます。駅員がいなくても運賃の収受ができますから)、ICカードを使うことができる境界駅に乗換改札を入れたりすること(名鉄は吉良吉田、新可児に導入しています)で対応していますが、JRでそれを完全に行うことは非常に厳しいです。効果的な対策はなかなかなさそうです。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20130331k0000m040082000c.html)
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