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常磐線小高-原ノ町間、避難指示解除後に再開へ

 常磐線は東日本大震災の影響で、今なお広野-原ノ町間、相馬-浜吉田間が不通です。このうち、相馬-浜吉田間は津波被害などによるもので、2017年に復旧する予定です。

 しかし、広野-原ノ町間の復旧計画については、決まっていません。というのも、ここが運休している主な原因は、東京電力福島第一原発の事故によるものだからです。放射能の問題が解決しないと、何ともなりません。

 ところが、この広野-原ノ町間の一部において、復旧の動きがあるようです。JR東日本は、小高-原ノ町間9.4キロについて、避難指示解除準備区域の指定解除後に、運行を再開する方針です。一旦警戒区域に指定されたところで、再開方針が明らかになるのはこれが初めてですが、実際の運行は数年先になるとみられています。

 原発事故で警戒区域に指定された南相馬市小高区と原町区の一部ですが、昨年4月に駅や線路周辺は避難指示解除準備区域に再編されています。生活環境が整えば、避難指示は解除されます。しかもこの区間は津波の被害がないため、南相馬市はJR東日本に早期の運行再開を求めていました。南相馬市は小高区の復旧作業を進め、今年度中に避難指示の解除時期を決める方針です。解除時期は数年後になる見込みです。

 また、昨年8月に警戒区域が解除された楢葉町は、国に対し広野-竜田間8.5キロの再開を要望しています。運休区間の南端に当たる区間です。JR東日本水戸支社は、除染や復旧、住民の帰還状況、地元の要請などを基に総合的に判断していくようです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/information/20130419-OYT8T00462.htm)

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