鯖江商工会議所会員らでつくる協議会、北陸新幹線の駅名に「鯖江」を入れることを求める
北陸新幹線金沢-敦賀間が開業したとき、越前市に南越駅(仮称)ができますが、隣の鯖江市には何もできません。そこで、鯖江商工会議所会員などでつくる「鯖江商工会議所北陸新幹線開通に伴う協議会」は4月19日、鯖江市に対して新幹線開通に関する建議書を提出しました。
建議書は新幹線駅が設置されない鯖江市の地域産業発展に向けて意見をまとめたもので、7項目あります。その中で最重要事項は、南越駅(仮称)について、「鯖江」の文字を入れることです(そのほか建議書には、JR鯖江駅周辺などに駐車場を建設すること、車両装飾に地場産業を採用すること、新幹線整備事業の地元発注などが盛り込まれています)。建議書を受け取った牧野鯖江市長も新幹線駅に「鯖江」の文字を入れたいようです。今後「鯖江商工会議所北陸新幹線開通に伴う協議会」は、市や県と相談し、連携して活動を続けていく予定です。
今まで鯖江には「サンダーバード」などの特急が走っていましたが、新幹線が開業すれば在来線の特急はなくなり、鯖江には停まらなくなります。そのことを危惧してのものといえますが、南越駅(仮称)は越前市と鯖江市の境界あたりにできる駅ではなく、北陸道武生インターチェンジの少し南にできるので、完全に越前市に入っています。越前市と鯖江市がライバル同士だからこそ生まれた話かもしれませんが、ちょっと強引ともいえます。ただ、開業直前になって駅名を決めるときには、もめることでしょう。後の金沢-敦賀間の各駅は在来線に併設する駅なので、在来線の駅名がそのまま使われると考えられますから、さらに駅名争いがクローズアップされます。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/local/CK2013042002000205.html)
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