朝の紀伊田辺行き普通電車、混雑改善をJR西日本に陳情へ
紀勢線の朝の通学ラッシュ時、御坊から紀伊田辺方面に行く電車は1本しかありません(次の列車なら紀伊田辺着が8:38となります)。日根野を5:12に発車し、紀伊田辺に7:51に到着する普通電車です。日根野-紀伊田辺間の全区間で始発となります。113系2両編成で運転しています。
この列車、以前から言われていたことですが、終点の紀伊田辺付近では通学の高校生らで混雑しています。2006年6月からは登校日に限り、南部-紀伊田辺間に臨時列車を運行しています。日根野からの始発が到着する少し前の7:46に紀伊田辺駅に到着します。
しかし、岩代駅など南部以北から通学する生徒はこの臨時列車に乗ることはできません。依然として紀伊田辺7:51着の列車が混雑しているのです。4月19日には、印南駅と切目駅で乗車券販売を委託されている「印南町JR委託運営委員会」が通学生の保護者や学校関係者などに呼び掛け、通学時間帯に合わせて切目駅で集会を行いました。
4月19日の集会には通学生の保護者約30人のほか、日裏印南町長、二階堂代議士秘書、学校関係者などが出席しました。その中で、二階事務所が調査した電車の利用者数などの報告がありました。113系2両編成の定員は226人、これに対してこの電車を主に利用する田辺高校などの高校生は238人、中学生(岩代駅から南部中学校へ通う生徒が乗車します)や一般客を含めるともっと数字は増えます。ボックスシートなので詰め込みが利かないのが災いしているのでしょうか? 鉄道ファンあたりの評判は悪いですが、105系に替えれば、詰め込むことはできます。
「印南町JR委託運営委員会」の湯川会長は車両の増結を要望しています。それができなくても、南部から出ている臨時列車を印南まで延長してもらうことを希望しています。印南町としては、関係する市町にも呼び掛けて、JR西日本に改善を求めて陳情するようです。
(追記)
JR西日本としては増結や延長は難しいものの、事態は認識しているようで、ロングシートの車両を使うことも検討しているようです。
(参考:紀伊民報ホームページ http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=251137、「鉄道ファン」2013年10月号 交友社)
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