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大阪環状線、103系置き換えか?

 以前に書いた記事の続報です。

 大阪市内をぐるっと回る大阪環状線。JR西日本を代表する路線ですが、車両は関空や奈良方面から乗り入れてくる快速を除けば、今なお国鉄時代の古い車両ばかりです。大阪環状線の車両は168両ありますが、112両は1979年に登場した201系、残る56両は1960年代から製造されている103系です。どこかの「動態保存」をしているローカル線と間違えそうな、お寒い実態です。201系、103系ともに鋼鉄製であり、現在主流のステンレス製に比べて重く、加速・減速時の振動や消費電力が大きいという欠点があります。

 なぜ大阪環状線に新型車両が入らなかったのでしょうか? その理由は、私鉄との競合が少なく(地下鉄ぐらい)、JR京都線などのようにスピードが求められなかったからです。そのため、お金がないJR西日本は積極的な投資は行いませんでした。

 しかし、大阪環状線沿線では巨大商業施設の開業が目立ちます。2011年の大阪駅ビル「大阪ステーションシティ」、今年4月の「グランフロント大阪」、6月には「あべのハルカス」で近鉄百貨店が先行オープンします。しかも、人口が減っている関西圏でも、大阪の都心は人口が増えます。国立社会保障・人口問題研究所は2010年から2025年までに、大阪環状線の内側の人口が約2.4万人増えて、約59.8万人になると推測しています。そこで、JR西日本は従来の方針を改め、大阪環状線の車両を新型車両に入れ替えます。

 JR西日本は2017年度までに大阪環状線に新型車両を約50両投入します。快適性や安全性の高い車両で、車両の不具合による遅れが発生しにくくなるとみています。数からいって、103系が置き換えの対象になるでしょう。廃車になるか、阪和線・大和路線などの状態の悪い103系車両を代わりに廃車にするのでしょう。201系は当面手つかずのままですから、古い車両は依然として残り続けることになります。

 また、いくつかの駅の改装を行います。弁天町駅、桃谷駅、寺田町駅が対象のようです。外装の美化を進め、バリアフリー設備も充実させます。高架下には、ドラッグストアなどが入る商業施設もつくり、周辺の活性化を目指します。

(追記1)
 201系も2017年度までに置き換えるという話もあります。ただ、それでは50両程度の投入では明らかに足らないでしょう。

(追記2)
 大阪環状線に投入される新型車両は、大阪環状線のラインカラーであるオレンジを踏襲するようです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130527-OYO1T00793.htm、「鉄道ファン」2014年3月号 交友社、Business Media 誠 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1404/09/news040_4.html)

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