阪急西山天王山には高速バスのバス停も併設
今年度下期に阪急京都線大山崎-長岡天神間に西山天王山駅を開業させることは以前にも書きましたが、その開業日が決まりました。2013年12月21日です。このときには、すでに報じられた三宮駅などの改称、「駅ナンバリング」の導入のほか、阪急京都線のダイヤ改正を行います。ちなみに、梅田までの運賃は310円です。
西山天王山駅は長岡京市友岡四丁目にできます。2本の相対式ホームにそれぞれ改札口、駅舎が付きます。上下ホームを連絡する地下通路もあります。駅前広場は駅の東西両方にあり、路線バスは東側に集約、タクシーやマイカーは両側で乗降できるようにします。
そして、この西山天王山駅の上には、京都縦貫道が走っています。近くには、京都縦貫道の長岡京インターチェンジもできます。この立地を活かして、高速バスのバス停を設置します。東側の広場と高速バスのバス停はエレベータにより接続します。空調やトイレを備えた待合空間を備え、完全・快適に高速バスを待つことができます。東側広場にはパーク&ライド駐車場を整備し、マイカーから鉄道やバスへの乗り継ぎを促進します。駐車場内には電気自動車に対応した急速充電器を整備します。自転車駐輪場は駅の東西両側に3か所できます。
これらの設備により、こういう使いかたもできます。マイカーで西山天王山駅まで来て、そこから鉄道に乗り換えて、京都方面や大阪方面に行くことができます。どうしても都心部は混雑して遅れやすいので、都心部に入る前で高速バスを降りて、鉄道で京都や大阪に向かうこともできます。
ただ、このような使いかたができるためには、西山天王山に停まる高速バスが多くないといけません。西山天王山駅の上にある高速道路は名神のような幹線高速道路ではなく、ローカル高速道路と言っても差し支えない京都縦貫道。名神から外れて西山天王山に寄ってくれるかどうかが活用できるかどうかの鍵となるでしょう。
(追記)
記事の参考にした阪急のホームページをよく見ると、高速バスのバス停は本線上ではなく、インターへの出入り口へつながるほうに置かれています。大山崎ジャンクションからいったん京都縦貫道に入ったバスは、長岡京インターへの出口にあるバス停に停まり(降車用)、いったん高速道路を出てすぐに折り返し、長岡京インターから本線に入る途中にあるバス停に停まってから(乗車用)、名神などに行くのでしょうか?
(参考:阪急ホームページ http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201306051N2.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 京都市交通局、「バス1日券」を廃止(2023.02.02)
「阪急」カテゴリの記事
- 大阪を走る休日のみ1日2本のバスと「京とれいん」に乗る(2)(2023.01.13)
- 大阪を走る休日のみ1日2本のバスと「京とれいん」に乗る(0)(2023.01.11)
- 阪急、うめきた-十三-新大阪間の路線を2031年に開業へ(2022.12.29)
- 阪急阪神ホールディングス、2024年度までに全駅にQRコード改札設置(2023.01.03)
- 2023年の初旅は「楽」の団体列車(2022.12.22)
「バス」カテゴリの記事
- 京都市交通局、「バス1日券」を廃止(2023.02.02)
- 四国の高速バス、3日間乗り放題で8800円(2023.01.15)
- 1月、2月の休日は日光・鬼怒川エリア無料(2023.01.24)
- 大阪バスでも「ICOCA」(2023.01.13)
Comments