線路脇の除草をする羊
JR桜井線の線路脇で除草をしているのは、なんと羊です。
この羊、奈良県山添村の観光牧場、「めえめえ牧場」で飼われている羊。この「めえめえ牧場」では約50頭の羊を飼育していますが、餌の牧草が足りず、年間約3万トンの牧草を購入しています。このことを知った人がJR西日本に話を持ちかけ、羊が線路脇の除草をすることになりました。
6月上旬から、桜井線畝傍-金橋間の線路脇斜面に囲いをして(線路との境にも囲いをして、羊が線路に侵入しないようにしています)、2~3歳の雄4頭を放しました。そうすると、約500平方メートルの範囲に生えた雑草を2週間ほどで食べつくしました。その様子を見るために近くの子供たちも大勢集まったようです。
JR西日本にとってもメリットはあります。年間数十万円の除草費用が浮いたのです。牧場側は餌を確保できたので、双方ともメリットがあるのです。羊はすでに牧場に戻りましたが、秋にも再び線路脇に放し、除草をさせる予定です。
(参考:YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130623-OYO1T00226.htm)
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