富山地鉄、京阪旧3000系ダブルデッカーを導入
富山地方鉄道に2階建て車両を導入する話は以前にも書きましたが、ニュースが飛び込んできました。3月に惜しまれながら引退した京阪旧3000系のうち、ダブルデッカーの8831号車1両を導入するとの発表があったのです。2階建て車両は全国的にも珍しく(首都圏のグリーン車はたくさんありますが)、地方の鉄道では初めての試みとなります。
旧京阪ダブルデッカー車は1995年に京阪の自社工場において大改修の上誕生した貴重な車両です。座席数は69(階上席28、階下席19、一般席22)、定員は128人です。階上部は集団離反式シート2人掛け+2人掛けの4列配置です。通常の車両に比べて視点が約110センチ高く眺めがよいです。階下部も同じく集団離反式シートですが、独立1人掛けと2人掛けの3列配置となり、ゆったりとしています。視点の高さは通常の車両と比べて約100センチ低くなっています。
富山地方鉄道にとって旧3000系はなじみの深い車両です。1990~1993年に16両を京阪から譲り受け、現在も主力として活躍しています。また、昨年4月には1編成2両を京阪当時の色(オリジナル色)に塗り直し、鳩マークを復刻しました。また、旧3000系が走っているという縁で、京阪、大井川鐵道と共同で、1日乗車券を発売したり、スタンプラリーを行ったりしました。
このダブルデッカー車は、富山地方鉄道の線路幅に合わせる台車交換等の改造工事を行った後の8月中旬から、京阪オリジナル色に塗られた1編成2両の中間に連結され、3両編成の観光列車として運行することを予定しています。鉄道線全線で走る可能性があります。元西武の「ALPS EXPRESS」と合わせて、観光列車として活躍することになります。
また急な話ですが、13日に「稲荷町車両基地撮影会」を行います。12日(つまり今日)までにハガキ(必着)かFAX(16時まで)で申し込む必要があります。有料で、大人3500円、子供1500円です(13日当日に有効となる、1日フリー乗車券を含みます)。ここで何らかの動きがあるかもしれません。
(追記)
13日のイベントが好評だったようで、20日にも第2弾が実施されることになりました。前回同様、19日までにハガキ(必着)かFAX(16時まで)で申し込む必要があります。
(参考:富山地鉄ホームページ http://www.chitetsu.co.jp/wp-content/uploads/2013/07/a30f08c2164e4441fd4e36aae266eba2.pdf、http://www.chitetsu.co.jp/wp-content/uploads/2013/07/ada9ecd31abed8088b1d121f17f7ca261.pdf、http://www.chitetsu.co.jp/wp-content/uploads/2013/07/2419a30483b96e067da1fa98e1f8e8ff1.pdf)
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