JR西日本の豪華寝台列車はディーゼルカー
以前に書いた、JR西日本の豪華寝台列車についての続報です。
JR西日本は2017年度までに大阪や京都を起点として、日本海側(山陰)や瀬戸内側の観光名所を2泊3日か3泊4日で巡る豪華寝台列車を導入する方針です。郷土芸能なども楽しむことができます。将来的には九州にも展開するようです。料金は2泊3日で1人あたり10~30万円程度です。JR九州の「ななつ星in九州」よりは安めになるようです。
寝台列車は客車で運転されることが多いのですが(JR九州の「ななつ星in九州」も客車です)、JR西日本のはディーゼルカーです。ディーゼルカータイプの寝台列車は国内初です。環境などに配慮した、エコタイプのディーゼルカーとなるようです。機関車は珍しい存在となり、電化されていない区間が多いため、ディーゼルカーを選択したのでしょう。JR東日本のEDC方式とはまた別の、違った取り組みです。地元産の魚介類や野菜を提供する食堂車、サロン車を備え、車内はホテルのような豪華な内装。車両の前方と後方に展望台を設置します。機関車がないので、前後両方とも展望を楽しむことができます。列車の規模は未定ですが、数十億円の投資となる見込みです。
(追記1)
広島、島根両県の6市町長たちでつくる三江線改良利用促進期成同盟会は、7月23日に安芸高田市で開かれた総会で、JR西日本が計画している豪華寝台列車を誘致する方針を決めました。今後、6市町の担当者やJR西日本米子支社でつくる三江線活性化協議会で、イベントなどを行うことができるかどうかを検討するようです。
(追記2)
JR西日本米子支社の松岡支社長は7月2日、支社長に就任して初めての記者会見に臨みました。その席で、三江線に豪華寝台列車を乗り入れることは現時点では計画していないことを明言しました。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/business/update/0709/OSK201307090092.html、スポーツ報知ホームページ http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130709-OHT1T00156.htm、日刊工業新聞ホームページ http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130710caal.html、中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201307240017.html、毎日jp http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140703ddlk32020350000c.html)
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