JR北海道、11月から減速&減便か?
引き続き、JR北海道の事故関連の話題です。
JR北海道は事故の再発防止策として、特急の減速や減便を考えていましたが、どうやら11月から実施されるようです。
減便の対象となるのは、「北斗」等が4本、「スーパーおおぞら」が2本です。札幌-函館間は現在の11往復から9往復に、札幌-釧路間は7往復から6往復に減らす方針です。そして、特急は最高速度130キロで運転していましたが、時速120キロに落とすようです。札幌-函館間、札幌-釧路間の最速はそれぞれ3時間、3時間35分ですが、いずれも数十分延びる見通しです。札幌と旭川を結ぶ「スーパーカムイ」も減便はしませんが、同様に減速するようです。
JR北海道がこのように特急のまとまった減速や減便を行うのは、1987年の発足以来初めてのことです。運行本数を減らすことにより車両の運用に余裕を持たせ、十分な整備時間を確保するとともに、速度を落とすことで車両にかかる負荷を減らすのが目的です。これまでJR北海道は新型車両の投入等で高速化を進めてきましたが、この方針を大きく転換することになります。
とは言っても、高速道路が整備された現状では、遅い列車は利用されません。札幌近郊はともかく、あとは特急でないと話にならないのです。一刻も早く問題を解決し、再び高速で北海道の大地を疾走できるようになることが求められます。
(参考:北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/481599.html)
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