9月28日ダイヤ改正で新青森-青森間普通列車増発、E653系「いなほ」デビュー!
昨日の記事で「はやて」3往復が「はやぶさ」に置き換えられることを書きましたが、それに関連して奥羽線新青森-青森間も2本増発されます。
1本目は、青森7:15発、新青森7:21着の普通。「はやて24号」(新青森7:34発、東京11:08着)が「はやぶさ8号」(新青森7:42発、東京11:08着)に置き換えられるため増発したものです。改正前は青森7:09発の快速が接続列車だったので(この列車は改正後も残ります)、青森から東京までの到達時間は3時間59分でしたが、それが3時間53分と6分短縮されます。
2本目は、青森8:18発、新青森8:23着の普通。「はやて26号」(新青森8:30発、東京12:08着)が「はやぶさ10号」(新青森8:34発、東京12:04着)に置き換えられるため増発したものです。改正前は青森7:56発の普通が接続列車だったので(この列車は改正後も残ります)、青森から東京までの到達時間は4時間12分でしたが、それが3時間46分と26分短縮されます。新青森での乗り換え時間が29分から11分に短縮されるのが大きいようです。
この2本の増発列車で特筆されることは、いずれも特急用車両を使うこと。1本目は485系6両編成、2本目は789系6両編成を使用します。いずれも2、3号車のみ利用できます。時刻表を見ると、485系の「白鳥93号」は新青森を8:05に、789系の「スーパー白鳥95号」は新青森を9:13に出発します。その回送列車を増発列車に使用しているのでしょうか?
話は変わりまして、先日取り上げました「いなほ」へのE653系投入。9月28日のダイヤ改正から、新潟-秋田間を走る「いなほ7号」「いなほ8号」に投入されます。E653系「いなほ」は1号車がグリーン車、2~4号車が指定席、5~7号車が自由席です(5号車は指定席となる日があります)。座席数を比較すると、グリーン車が2席増の18席、指定席が32席増の198席、自由席が12席増の212席です。E653系は485系に比べて加速性能が良いので、到達時間がわずかながら短縮します。新潟-酒田間の所要時間でみると、現在「いなほ7号」「いなほ8号」ともに2時間13分かかっていますが、「いなほ7号」は2時間11分、「いなほ8号」は2時間10分と2~3分短縮されます。そのほか、新潟地区では、高架橋建設のため新潟駅付近で線路を切り替えることにより、一部列車の運転時刻と発着番線の変更があります。
(追記)
E653系「いなほ」は9月14日にデビューします。9月14日に終了する「『山形日和。』観光キャンペーン」のファイナル企画のひとつとして、新潟-酒田間に全席指定席の団体臨時列車、「E653系羽越線デビュー号」が運転されます。これは「びゅう商品」として販売されます。
9月21日から23日にかけて、新潟、酒田、秋田で車両展示会を行い、いよいよ9月28日に定期運行を開始します。新潟、酒田、秋田で出発式を行います。また、E653系「いなほ」の一部編成の各車両ドア脇に沿線のキャラクターをラッピングします。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1373000913_1.pdf、http://www.jrniigata.co.jp/press/20130705daiyakaisei0928.pdf、http://www.jrniigata.co.jp/press/20130827E653.pdf、http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20130827.pdf)
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