JR東日本、「はやぶさ」「スーパーこまち」に乗ることができる新幹線回数券を発売
東北新幹線など、JR東日本の新幹線には、「新幹線回数券」が発売されています。6枚綴りの回数券です。
しかし、この「新幹線回数券」、「はやぶさ」に乗ることができず、秋田発着のものを除いては「スーパーこまち」に乗ることができません。今はまだ少数派としても、来年には「はやぶさ」が増えると考えられます。「はやて」などとの差額料金だけで済むならともかく、運賃だけが有効とは、理解に苦しむところです。
そのような事態を少しでも解消すべく、JR東日本は9月1日から「はやぶさ」「スーパーこまち」などすべての東北新幹線に乗ることのできる回数券、「新幹線回数券(はやぶさ)」を発売します。設定区間は東京都区内-仙台市内、東京都区内-盛岡、大宮~川口・戸田公園-仙台市内、仙台市内-盛岡、仙台市内-八戸の5区間です。東京都区内-仙台市内間はグリーン車の設定もあります。肝心の価格は、東京都区内-仙台市内間で62700円など、従来の「新幹線回数券」(東京都区内-仙台市内間で59100円)に比べて割高です。「新幹線回数券」も発売を続けますが、仙台市内-八戸間だけは2014年2月28日をもって発売を終了します。発売期間は9月1日から2014年3月31日(前売りは行わず、買った日から有効期間がはじまります)、利用期間は9月1日から2014年7月10日までです(12月28日から2014年1月6日、2014年4月27日から5月6日は利用できません)。もっとも、「はやぶさ」が一般化することを考えたら、5区間だけの設定は少なすぎます。仙台以遠各駅の設定が求められます。シンプルにするために、「新幹線回数券」に「はやて」等の差額を追加すれば「はやぶさ」等に乗ることができるようにしてもよいでしょう。
ほかの東北新幹線等の回数券にも簡単に触れておきます。10月1日から、6枚綴りだった「はやて特定特急回数券」「こまち特定特急回数券」「新幹線自由席回数券」の郡山-仙台市内間、仙台市内-古川間が、2枚綴りの「新幹線W<ダブル>きっぷ」になります。発売期間は10月1日から2014年3月31日(前売りは行わず、買った日から有効期間がはじまります)、利用期間は10月1日から2014年4月30日までです。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2013/20130805.pdf)
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