神戸空港も将来的には運営権売却?
関空と伊丹は2014年度に運営権を民間に売却する方向で進んでいますが、神戸空港は蚊帳の外に置かれています。一時は神戸も含めた3空港で一体経営するという話もありましたが、その話は消えてしまいました。神戸もセットすることで、かえって関空や伊丹の価値を落としてしまうからです。
しかし、神戸も運営権を売却して、3空港一体で経営するという話は消えていません。6月に国や自治体の管理する空港の運営を民間に委ねることが可能になる「民活空港運営法」が成立し、法的な根拠ができました。関空、伊丹の運営権売却後、神戸空港の運営権を売却する方向で協議を進めています。新関空会社の安藤社長兼CEOも、将来的には関西の3空港を一体経営するのが望ましいとして、神戸空港の運営権取得に前向きです。
さて、神戸市が建設から運営まで行う神戸空港の現状はどうなのでしょうか? 神戸空港の年間旅客数は221~297万人の間で推移しています。2012年度は240万人と前年から16万人減りました。関西3空港で唯一、前年度より減っています。
神戸空港の立場としては、1日の発着数が30往復に制限されているので、それが足かせになっているとみています。3空港を一体経営し、発着枠を増やしてもらえば、神戸空港の旅客数は増えるとしています。しかし、関空や伊丹があるのに、神戸空港をわざわざ作ったこと自体が問題で、3空港の維持は至難の業です。神戸が生き残る道は、伊丹をつぶすのが数少ない方法とも考えられます。騒音問題も解決します。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20130726k0000e020238000c.html)
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