のと鉄道、北陸新幹線金沢開業を機に車両増備か?
能登半島の七尾-穴水間(33.1キロ)で、1日に上下34本の列車を運行しているのと鉄道。かつては輪島や蛸島まで伸びていましたが、利用客減少による経営難で廃止されてしまいました。
ただ、残った区間も過疎化が進んでいます。地元客の利用は減っています。これを埋めようとしているのが観光での利用。大手旅行会社に積極的に営業活動を行い、2010年度は9407人だった団体旅行客が2012年度には35654人までに増えました。のと鉄道は北陸新幹線が開業する2015年度には6万人まで増やす目標を立てています。このほか、観光利用には、アニメの舞台になったことによる効果もあるでしょうが。
しかし、その目標の6万人を達成するには、車両が足りません。現行の7両では厳しく、あと2両ぐらい必要としています。そこで、のと鉄道は石川県に対し、新車導入への支援を要望しています。のと鉄道社長の話によれば、新車の値段は1両当たり1.2~1.3億円、観光列車ではさらに2000~3000万円かかるようです。また、特殊要因を除外すれば、年間7000万円程度の赤字が恒常的に続きます。車両の修繕や更新費用などの支援も求めています。
谷本石川県知事ものと鉄道の要請に対して積極的な姿勢を見せています。能登にも北陸新幹線の効果を波及させたいとしています。早ければ県議会9月定例会に提出する補正予算案に関連経費を盛り込む考えを、22日に県庁を訪れたのと鉄道社長らに示しています。
もっとも、これらの補助により新車が導入され、観光客が見込み通り増えたとしても、経営状況が改善されるわけではありません。今後も厳しい経営が続きます。七尾市、輪島市、珠洲市など地元市町がのと鉄道を集客施設の一環として扱い、支え続ける姿勢がないと厳しいでしょう。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20130822-OYT8T01519.htm、北國新聞ホームページ http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20130822002.htm、livedoorNEWS http://news.livedoor.com/article/detail/8065172/)
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