エアアジア・ジャパンの後継は「バニラ・エア」
ANAホールディングス傘下のLCC、エアアジア・ジャパンは6月に、マレーシアのLCC大手であるエアアジアとの合弁を解消しました。ANAホールディングスの完全子会社ということになります。その後の行く末が注目されていましたが、そのエアアジア・ジャパンは20日、11月1日付で会社名やブランド名を「バニラ・エア」に変更すると発表しました。
現在運航している5機の航空機をエアアジアに返還しないといけないため、エアアジア・ジャパンとしての運航は10月26日までです。「バニラ・エア」は12月下旬に運航を再開します。成田を拠点に、国内外の行楽地やリゾート地向けを中心に路線を運航する予定です。具体的な就航路線は9月下旬に発表されます。運賃は大手の半額程度となるようです。
なお、エアアジア・ジャパンは成田発着のほか、中部発着もあります。しかしこちらは、現在就航している新千歳、福岡、ソウル(仁川)の3路線すべての運航を8月31日で終了します。「バニラ・エア」の運航が始まっても、当面は成田に集中するようで、中部発着の路線を復活させるのはそれからとなるようです。第一、当初は2機体制なので、路線網はかなり縮小されます。事実上、中部からは撤退するということになります。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013082090150944.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130820/biz13082010530006-n1.htm、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/vanilla/)
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Comments
こちらではお久しぶりです。
私もバニラエアの当初の就航路線を予想していましたが、「2機体制」という条件で残るか否かという視点で考えるとこうなりますね。
◎東京(成田)-台北(桃園)
◎東京(成田)-ソウル(仁川)
△東京(成田)-釜山
○東京(成田)-福岡
△東京(成田)-札幌(千歳)
×東京(成田)-那覇
×名古屋(中部)-札幌(千歳)
×名古屋(中部)-福岡
×名古屋(中部)-ソウル(仁川)
△[新設]東京(成田)-グアム
遅れたときにどうやりくりするか気になっておりましたが、仁川→成田の最終が成田の門限に間に合わなかったときに「仁川を夜中に出発」ということをしているのを見て、「片方が24時間空港であれば何とかなることも多いのかな」と思いました。
Posted by: うえしょう | 2013.08.25 10:24 AM
うえしょう さん、こんにちは。
* 私もバニラエアの当初の就航路線を予想していましたが、
2機しかなければ、成田の一部路線しか残らないでしょう。
* 遅れたときにどうやりくりするか気になっておりましたが、
24時間使えないのは成田の弱点ですが、そういう対処方法もあるのですね。仁川発は深夜でしょうが。
Posted by: たべちゃん | 2013.08.25 03:33 PM