18400系「あおぞらⅡ」、今年秋に引退、名阪で引退イベント
近鉄にはいくつか団体専用列車がありますが、そのうち18400系(1編成2両)「あおぞらⅡ」が今年の秋に引退します。18400系は京都-伊勢志摩間の直通特急用として1969~1972年にかけてつくられた車両です。車両限界の厳しい橿原線に対応するため、車体の幅が狭くなっています。10編成20両が製造されましたが、1970年までに製造されたものはスナックカーを備え、最初の2編成は京都線・橿原線の昇圧前だったので、複電圧車としました。このうち、1972年に製造されたものが、1997年に「あおぞらⅡ」に改造されました。
近鉄は引退のカウントダウンイベントとして、名古屋と大阪から記念のイベントを行います。8月24、25日に行われる名古屋発については「18400系あおぞらⅡ鈴鹿線初入線」として、鈴鹿線を初めて走行します。3往復します。伊勢若松駅、平田町駅での乗り降りは自由なので、駅間での撮影もできそうです。白塚車庫での洗車体験も楽しむことができます。18400系「あおぞらⅡ」2両編成を使い、料金は昼食や「週末フリーきっぷ」を含めて、大人8000円、子供6000円です。なお、参加者には鈴鹿線全5駅の入場券をセットにした「18400系あおぞらⅡ鈴鹿線初入線記念入場券」がプレゼントされます。この入場券はツアー参加者でなくても、伊勢若松駅、鈴鹿市駅、平田町駅で8月24日から発売されます。
大阪発は8月31日の1回だけです。18400系「あおぞらⅡ」と15200系「あおぞらⅡ」(復刻塗装)の4両編成で行います。「18400系あおぞらⅡ&復刻塗装車両15200系あおぞらⅡ撮影会」です。こちらは定期列車では走ることのない大阪線と橿原線の短絡線を通り、青山町車庫での撮影会も行います。料金は昼食込みで大人7000円、子供4500円です。
(追記)
18400系は11月30日に引退することになりました。紺とオレンジの特急色に塗り替えられ、デビュー当時のヘッドマークが再現された18400系による引退イベントを、10月から11月にかけて5回実施します。11月はほぼ毎週のように実施されます。吉野線の特急車両16000系と組み合わせたツアーも企画されています。
(参考:近鉄ホームページ http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/130726aozora18400kauntodaun.pdf、http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/131004intai18400.pdf)
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