万葉線にも「ICOCA」、富山-新湊間のシャトルバス、富山地鉄に新駅
JR西日本のICカード、「ICOCA」。富山県などはすでに並行在来線のあいの風とやま鉄道へ導入することを表明していますが、万葉線においても「ICOCA」を導入する考えのようです。
これは7月30日に開かれた新幹線戦略とやま県民会議で射水市の夏野市長が明らかにしたもので、北陸新幹線開業後の2015年度以降の導入を目指したいとしています。今後、あいの風とやま鉄道や高岡市と調整する方向で、石井知事も富山県として導入を支援する方針です。
この県民会議では、ほかにも交通の話題があります。富山地鉄による2階建て観光列車の導入や、富山駅と射水市新湊地区とを結ぶシャトルバスの計画があるようです。
さて、県民会議から話は変わりますが、富山地鉄は新たに駅を2つ設置します。8日に国交省北陸信越運輸局は富山地鉄から出ていた2駅について設置を認可しました。
ひとつは相ノ木-上市間に設置される新相ノ木(仮称、上市町)、もうひとつは長屋-舌山間の新黒部(仮称、黒部市)です。新相ノ木は、上市町の住民の要望を受けて設置するもので、今年12月の開業を目指しています。そして、新黒部は、2015年春の北陸新幹線開業に合わせ、新幹線駅から約70メートルのところに設けられる予定です。舌山から300メートルほどしか離れていませんが、新たに駅をつくるようです。現在は新黒部という仮称ですが、新幹線の駅名が黒部宇奈月温泉であることから、変更の可能性も考えられます。
(追記1)
11月7日、富山地鉄新黒部駅の新設工事安全祈願祭と起工式が行われました。
新黒部駅のホームの長さは85メートルで、上屋の長さは40メートルです。ホームに上がる階段やスロープのほか、構内踏切も整備します。事業費は約1.7億円で、国、富山県、黒部市が1/3ずつ負担します。駅舎については黒部市が2014年度に別予算で整備します。駅の完成は2015年2月です。
なお、新黒部駅の新設の前に、軌道の勾配の修正を行います。勾配を緩くします。その工事に伴い、11月下旬から約2週間、新黒部駅付近でバスの代替輸送が行われます。
(追記2)
新黒部駅建設に伴うバス代行輸送は、12月9日から20日までの12日間、行われます。始発から最終までの全列車が対象です。鉄道の運休区間は長屋-舌山間ですが、代行バスの運行区間は荻生-舌山間です。
(追記3)
2015年2月時点の情報では、万葉線の「ICOCA」導入は2017年を目指しているようです。
(参考:チューリップテレビホームページ http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20130730171140、http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20150219161446、毎日jp http://mainichi.jp/area/toyama/news/20130731ddlk16020404000c.html、KNB NEWS http://www2.knb.ne.jp/news/20130808_37474.htm、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2013/08/10/204104.html、Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131108-00002219-kitanihon-l16、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2013110802100010.html、富山地鉄ホームページ http://www.chitetsu.co.jp/wp-content/uploads/2013/12/12c24b281987449baeec487de3e2bd25.pdf)
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