広島で車と路面電車の衝突を避ける実証実験
路面電車が縦横に走る広島で、車と路面電車との出合い頭の衝突事故を防ぐ実験を行います。
マツダが東大、広島電鉄などと協力して今月から2014年3月まで広島市内で行う公道実証実験は、自動車と路面電車にセンサーと無線機を組み合わせた安全運転の支援装置をそれぞれ搭載し、センサーによる危険感知と無線による情報交換によって、路面電車の死角になっているようなケースでも自動車の位置や走る方向などを把握して衝突を防ぐものです。マツダが実証実験用に用意した車両は主力の「アテンザ」ですが、もともと「アテンザ」には事故のリスクを最小限に抑える先進安全技術を採用しています。しかし、この実証実験のために、さらにレーダーやカメラの数を増やし、危険感知の精度を上げました。
車についてIT(情報技術)を活用する実証実験はトヨタも行っていますが(海外で渋滞を減らす実験を行っています)、路面電車を対象としたこのような実証実験は世界でも初めてのことです。路面電車の街、広島に本社を置くマツダらしい取り組みです。 個々人の能力に依存する(しかも、運転技術が劣る人も多く運転しています)車は、事故が起きる確率がどうしても高くなります。かと言って、車をこの世から追放するわけにはいきません。機械で安全性を高めることはどうしても必要となります。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130903/biz13090321300019-n1.htm)
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