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SL「やまぐち号」、部分運行案浮上

 7月末の豪雨災害により、山口線地福-益田間と山陰線益田-奈古間が運休したままとなっています。山口線津和野-益田間と、山陰線益田-須佐間は年内をめどに復旧させる予定ですが、残る区間は2010年の美祢線の被害よりも大きいため、JR西日本は全線復旧するには(美祢線で要した)約1年2か月以上かかるとみています。

 山口線の看板列車は、SLの「やまぐち号」。以前にも書いたように、豪雨災害以降、運休したままとなっています。

 ところが、そのSL「やまぐち号」、部分運行の話があるようです。すでに運行を再開している新山口-地福間(43.9キロ)だけでSLを走らせるのです。地福には、新山口のような転車台はなく、地福で折り返した場合、復路はSLを後ろ向きに走らせないといけないなどという問題はありますが(JR西日本は後ろ向きでも走ることができるC56を使うようです)、問題を解決して、部分的でもSLを運行したいとしています。早ければ年内の運行もあるようです。

 話は変わりますが、この近隣では8月末に再び豪雨災害があり、三江線江津-浜原間と山陰線江津-浜田間が運休しています。山陰線江津-浜田間は9月末に復旧する予定ですが、橋脚が流されるなどの被害が出た三江線の運転再開の見通しは立ってはいません。ただ、三江線の利用状況が利用状況なだけに、このままJR西日本が鉄道として運営すべきかは疑問なところでもあります。

(追記)
 山陰線江津-浜田間は9月25日に運転再開見込みとなりました。
(参考:中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201309070032.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/area/shimane/articles/OSK201309070070.html、毎日jp http://mainichi.jp/area/shimane/news/20130903ddlk32040604000c.html、JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/09/page_4489.html、山口新聞ホームページ http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2013/0907/2p.html)

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