ロンドン交通局、バス運賃の現金払いを廃止か?
ロンドンを走るバス。近い将来、現金では乗れなくなるかもしれません。
というのも、ロンドン交通局には、バスの支払いをICカードのみとし、現金払いを廃止する計画があるからです。いくらプリペイドカード「オイスターカード」やキャッシュカードの支払いといった非接触ICカードでの利用が普及し、現金での利用が1%程度にとどまる(しかも、その8割は「オイスターカード」の残高不足によるもの)とは言え、現金での支払いができなくなるのは大きな話です。
バスでの現金払いを廃止すれば、乗降時間の短縮につながり、年間で最大2400万ポンド(約36億円)のコスト削減になるとみています。意見は交通局のウェブサイトで8月19日から10月11日まで受け付けています。
地上鉄道「オーバーグラウンド」でも、9月15日以降、有効期限7日以上の「トラベルカード(定期券に相当するもの)」の紙による発行を中止します。「オイスターカード」への情報書き込みで対応します。ただ、1日用の「トラベルカード」は紙での販売を継続しますし、現在使用中の紙の「トラベルカード」は有効期限が切れるまで使えます。
(追記)
話は変わりますが、2014年7月、オランダの主要幹線から紙の切符が消えました。非接触式スマートカードを使うことになります。旅行者向けの使い捨てのものも用意されています。
(参考:レスポンスホームページ http://response.jp/article/2013/08/23/204787.html、「鉄道ジャーナル」2014年11月号 鉄道ジャーナル社)
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