関空リムジンバス、関西空港-名古屋線などを開設
関西のみならず、中国地方や四国にも足を伸ばす、関空のリムジンバス。ついに名古屋にも行くことになりました。関西空港交通、南海バスは11月1日から、関西空港と名古屋を結ぶリムジンバス(関西空港-名古屋線)を1日2往復走らせます。
関空は第1ターミナルビルから発着し、阪神高速4号湾岸線、堺泉北有料道路、阪和道、近畿道、第二京阪、京滋バイパス、新名神、東名阪道、名古屋高速を経由します。名古屋側の発着場所は名鉄バスセンターのみです。関空11:15発と19:15発、名鉄バスセンター7:40発と17:10発の1日2往復で、所要時間は新名神での休憩時間を含めて3時間20分です。車内にトイレはついています。運賃は片道4800円(子供は半額)、14日間有効の往復8000円です。長距離の路線なので、関空発、名古屋発ともに予約制です。乗車日1か月前の8時から受付を開始します。電話での予約は、運行には直接携わっていない、名鉄高速バス予約センターが行います。
国際線が少ない岡山、高松、徳島はともかく、それなりに国際線が充実している名古屋にもリムジンバスができるとは思いませんでした。名古屋駅から30分で中部空港に着くことができますから。できることならば、関空の早朝・深夜便に対応できるよう、夜行的な設定があればいいとは思いますが。
関空のリムジンバスにはもうひとつ、新規路線があります。同じく11月1日から、関西空港交通、近鉄バス、南海バス、大阪バスが、関西空港と東大阪を結ぶリムジンバス(関西空港-東大阪線)を1日13往復走らせます。大阪バスがリムジンバスを運行するのは初めてのことです。
関空は第1ターミナルビルから発着し、阪神高速4号湾岸線、堺泉北有料道路、阪和道、近畿道を経由します。東大阪側の発着場所は長田駅、布施駅です。所要時間は70~75分です。運賃は片道1600円(子供は半額)、14日間有効の往復2800円、日帰り往復は2200円です。
大阪バス関連で合わせて書きます。東大阪と京都とを結ぶ「京都特急ニュースター号」についてですが、11月1日から東大阪布施駅・東大阪長田駅-京都駅間の運賃が900円に値上げされます。定期券なども連動して値上がりします。回数券の販売も10月31日で終了します。10月31日までに買った回数券は有効期間内(1年間)において、追加料金なしで使えます。
(追記1)
関西空港-東大阪線は2014年7月11日にダイヤ改正を行い、本数が1日9往復と4往復減少します。2015年4月1日からはさらに減少し、5.5往復となります。
(追記2)
関西空港-名古屋線ですが、2015年3月31日に廃止されることになりました。
(参考:南海バスホームページ http://www.nankaibus.jp/info/pdf/130926_1.pdf、http://www.nankaibus.jp/info/pdf/130917_2.pdf、http://www.nankaibus.jp/var/rev0/0000/3743/e-osaka.pdf、http://www.nankaibus.jp/info/20150218.html、大阪バスホームページ http://www.osakabus.jp/newstar/kyoto/index.html、http://www.osakabus.jp/route/kanku.html)
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