阪急・嵐電の西院駅、直結へ
阪急と嵐電の西院駅。しかし、この両駅を乗り換えようと思ったら、意外と手間がかかります。というのも、阪急の駅は西側、嵐電の駅は東側にあるのですが、阪急西院駅は西側のみに改札があるのです。嵐電に近い東側には改札がないのです。阪急の改札口から嵐電の西院駅までは約260メートル離れています。
そこで阪急、嵐電の両社は、阪急西院駅に東改札口を設置し、乗り換えをスムーズにしようとしています。計画では阪急西院駅のホーム東側に四条通りを挟んで南北2か所に改札口を新設します。南側の東改札口は梅田方面ホームの改札で、嵐電の四条大宮方面ホームに隣接します。嵐山から梅田に行きやすくなります。北側の東改札口は河原町方面ホームの改札です。嵐電の嵐山方面ホームは四条通の北側に移設し、梅田から嵐山に行きやすくします。南北の東改札口にはエレベーターを設置します。
また、阪急西院駅の西側にある既存の改札口は地下化し、住民の要望が強かったエレベーターを新設します。駅ビルを建て替え、保育施設や医療機関などを誘致します。
この事業は国交省の鉄道駅総合改善事業に申請しており、認められれば2014年度に調査設計を実施し、2015年度の着工を目指します。国と京都市など地方自治体が1/3ずつ負担することになります。
この西院駅の乗り換えの不便さは、最近出てきた問題ではありません。しかし、それほど問題ではなかったようです。というのも、隣の大宮駅に阪急の特急が停まっていたので、大宮駅(嵐電は四条大宮駅)が乗り換え駅として機能していたのです。しかし、大宮駅に特急が停まらなくなり、西院での乗り換え需要が相対的に増えたのでしょう。西院駅の改良には、そういう背景があると思われます。
(参考:京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20130829000020)
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