猪瀬東京都知事、小笠原航路の船舶更新支援を表明
5日、小笠原諸島がアメリカから返還されて45年を迎えたことを祝う記念式典が、小笠原村の父島で行われました。この式典で猪瀬東京都知事は、東京-父島間を25時間半で結ぶ定期船「おがさわら丸」と、父島と母島を結ぶ「ははじま丸」の老朽化問題にも触れました。今の船は就航から約20年が経過し、老朽化問題は重要な課題となっているのです。東京都は、両航路ともに新たな船舶の整備を支援し、2016年度の就航を目指します。2014年度予算に設計費などを計上します。新しい船は定員が2~3割増えるようです。なお、地元が長年求めてきた空路の開設ですが、こちらについては消極的なようです。
小笠原村は空路がなく、船だけが唯一の交通手段です。25時間半もかかる、日本一遠い島です。しかもその船便、1週間に1便程度しかありません(繁忙期は3日ごとに運行されることもあります、ドッグの間は半月ほど運休します)。航路の支援は必要不可欠なものでしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/national/update/1005/TKY201310050227.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131005-OYT1T00775.htm)
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