山口線SL、新山口-地福間で運行再開
7月の豪雨で山口線などは一部区間で運休したままです。SL「やまぐち号」も運休したままです。しかし、11月から年末年始にかけて6回だけですが、SLを運行することとなりました。以前に書いた、部分運行案です。
SLはC57-1が検査中のため、C56が使われます。ただ、C56は馬力が小さいため、ディーゼル機関車のDD51も併用します。転車台が地福にないことから、いずれも新山口発地福行きの片道だけです(復路は回送)。そして、列車名は特別のものが付けられます。11月2日、3日に運行されるのが「SLがんばろう山口・津和野号」(C56+DD51+レトロ客車5両(全車指定席)の編成)、12月21日に運行されるのが「SLクリスマス号」(C56+DD51+レトロ客車3両(全車指定席)の編成)、2014年1月1日~3日に運行されるのが「SL津和野稲成号」(C56+DD51+レトロ客車3両(全車指定席)の編成)です。いずれも新山口10:48発、地福12:14着です。途中、湯田温泉、山口、仁保、篠目、長門峡に停まります。なお地福からは、津和野を観光する人のために、地元サイドで無料の観光アクセスバスが用意されています。
11月には、運休している区間の一部が復旧します。9日には山陰線益田-須佐間が、16日には山口線津和野-益田間が復旧します。山口線は、信号機やポイントを制御するCTCケーブルが橋梁の流出などにより寸断されていますが、他の線区に敷設されている既存ケーブルを迂回して遠隔制御を行います。山口線津和野-益田間には、特急「スーパーおき」3往復も運行されます。
運行再開によりバス代行の区間が山陰線は須佐-奈古間、山口線は地福-津和野間に短縮されますが、津和野など山口線沿線の旅行を促進することを目的に、中国JRバスが新たに新山口-津和野間をノンストップで結ぶバスを津和野行き3本、新山口行き4本運転する予定です。
(追記1)
山口線のSLの試運転は10月28日に行います。ちなみに、復路は、地福14:06発、新山口15:00着のダイヤで運行されます。11月以降もこのダイヤで運行されるのでしょうか?
(追記2)
SL運転時には、地福-津和野間に無料のアクセスバス、「津和野散策バス」が運行されます。地福-津和野間を30分で結び、地福発は12:30、12:45、13:00、13:30、14:00、14:30の6便、津和野発は15:00、16:30、16:54(鉄道代行バスと共用)の3便です。
そして、11月16日からは新山口-津和野間にノンストップのバス、「ノンストップつわの号」が運行されます。9号(新山口行き)を除いた3往復は、「スーパーおき」との接続を考慮したダイヤとなっていて、所要時間は津和野行きが1時間45分、新山口行きが1時間40分です。運賃は1800円で、乗車日の1か月1日前の10時から、全国の「みどりの窓口」で発売されます。
(追記3)
2014年3月15日からは、「ノンストップつわの号」は1.5往復に減らされます。5月3~6日のみ3.5往復となります。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/10/page_4610.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/10/page_4602.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/10/page_4264.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/10/page_4682.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/news/131016/trd13101619330007-n1.htm、毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20131017k0000m040051000c.html、JRおでかけネット http://www.jr-odekake.net/navi/slyamaguchi/)
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