「しまかぜ」、2014年秋に京都発着定期化
今年3月にデビューした近鉄の特急「しまかぜ」。大阪と名古屋から水曜日を除き1日1往復していますが、連日、満員状態が続くという、かなりの人気で、10月20日までに累計で約10.7万人が乗車しました。当初は実質初年度の2013年度に約14万人の乗車を見込んでいましたが、16万人に迫りそうな勢いです。そこで、京都からも週末を中心に定期運行することになりました。9月に京都と伊勢志摩とを日帰りで往復するツアーを行いましたが、そこで定期運行を求める声が強かったのです。京都は観光地として人気が高く集客を見込めること、西日本方面から新幹線経由での集客も見込めることから定期運行を行うことにしました。
京都からの「しまかぜ」は、京都-賢島間を週末を中心に1日1往復する計画です。京都10:00ごろ発賢島12:50ごろ着、賢島14:50ごろ発京都17:40ごろ着のダイヤになる予定です。途中の停車駅は、近鉄丹波橋、大和西大寺、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方の予定です。平日も貸切需要が見込めるため、隔日で運行するようです。京都-賢島間の料金は特別車両料金を含めて5420円となります(ただし、これは現行の運賃、料金の水準をあてはめたもので、2014年4月の消費税増税に伴い、運行開始時には値上げする予定です)。ただ、大阪難波発着、近鉄名古屋発着に加えて、近鉄京都発着の「しまかぜ」を運行するためには、今の2編成では足りません。約14.5億円をかけて1編成(6両)を新たに製造するため、運行開始は2014年秋になる予定です。
(参考:近鉄ホームページ http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/131028simakazezoubi.pdf、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/131025/wec13102522590008-n1.htm、京都新聞ホームページ http://kyoto-np.co.jp/economy/article/20131025000172、Sponichi Annex http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/10/25/kiji/K20131025006882180.html)
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