南草津-瀬田間の新駅計画、消える
琵琶湖線南草津-瀬田間に新駅を設置する話は以前に書きましたが、その話は消えることになりました。
新駅の話が出たきっかけは、2011年にJR西日本が、滋賀県内は今後も利用者の増加が見込めるとして草津市に新駅の設置を打診したこと。草津市は南草津駅から1キロほど離れた草津市南笠東一丁目を予定地として、総合交通戦略会議などで検討してきました。
しかし、先ほども書いたように、新駅設置の計画は消えてしまいました。この区間は複々線なので、新駅設置にはお金がかかります。事業費は数十億円になると想定され、市の負担はかなりのものとなりますが、新快速の停車が見込めないため、利用者はそういないという判断になりました。近隣学区からは、国道1号線の渋滞悪化を懸念する人が多く出された一方、南草津駅に近いことから新駅設置を求める意見が少なかったのです。また、新駅を設置すれば人口は増加します。人口の増加により、学校やごみ処理場の計画変更など、市の計画にも影響を及ぼすことから、新駅設置の計画を取りやめることとしたのです。新快速停車駅の南草津駅からそれほど離れてはいないので、新駅をつくるありがたみが薄かったのが事実でしょう。
ただ、新駅設置の話が完全に消えたわけではなく、草津と大津の市境付近に計画されている都市計画道路が決定されたならば、駅の位置を含めて再検討することはあるようです。
(参考:京都新聞ホームページ http://kyoto-np.co.jp/economy/article/20131029000016)
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