石巻線浦宿-女川間、2015年春復旧へ
石巻線は東日本大震災の影響で一時全線で不通となりましたが、段階的に復旧させ、現在は浦宿-女川間のみが不通となっています。その残る浦宿-女川間について、10月25日、JR東日本と女川町は、「石巻線復旧に伴う設計及び施工に関する確認書」を締結しました。2015年春の運転再開を目指すとのことなので、女川町が中心商業エリアの再生を宣言する「まちびらき」に合わせた格好となります。
新しい女川駅は町の商業エリアの中心となります。約150メートル内陸に移設され、浦宿-女川間の営業距離は約2.4キロと約200メートル短くなります。女川駅は5~6メートルかさ上げした土地につくられます。女川町が駅周辺や線路を再建する用地の造成工事を行ってから、JR東日本が復旧工事に着手します。JR東日本は線路、トンネル、信号、プラットホームを整備します。JR東日本が復旧工事に着手するのは女川町の造成工事が順調に進んだ場合、2014年の春となります。女川町が建設する駅舎は鉄骨一部木造3階建てで、震災前に駅に隣接していた町営温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」も入ります。駅の建設費は約7.2億円の見込みですが、駅舎や敷地はJR東日本に有償で貸与します。そのほか、女川町は駅の周辺に交通広場などを整備します。広場と駅ホームとの段差をなくすなど、バリアフリー対策も行います。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2013/10/kakuninnsyonoteiketsu.pdf、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131026t13024.htm、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB25041_V21C13A0L01000/)
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