常磐道全線開通は2015年度以降になる見込み
常磐道が2014年度に福島第一原発付近を含めて全線開通をするという記事は以前に書きましたが、それが遅れる可能性が高くなりました。
環境省は9月27日に、常磐道で行われていた除染作業が終わったと発表しました。除染した区間は現在通行止めとなっている広野-常磐富岡間の一部と、建設中の常磐富岡-南相馬間の一部の、合計21キロです。しかし、原発に近い双葉町と大熊町にまたがる建設中の区間約6キロで今なお高い放射線量を示しているため(年間の被ばく線量が50ミリシーベルトを超えています)、常磐富岡-浪江間の開通が遅れるようです(浪江-南相馬間は2014年度に開通します)。2015年度以降となる模様です。
なお、広野-常磐富岡間の通行止めは今年度中に解除される見通しです。現在建設中の区間にも年間20ミリシーベルトを超える区間はありますが、工事で山肌を削ったり、アスファルトで表面を覆ったりすることによって、開通までには線量は大幅に下がるとみています。
(追記)
国交省は2014年1月10日、常磐道広野-常磐富岡間16.4キロを2014年2月末に復旧させると発表しました。具体的な再開通日は最終調整中です。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY201309270317.html、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140111t61014.htm)
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