西鉄、「渡辺通幹線バス」を新設
以前、西鉄が福岡市中心部で「ピストンバス」を運行するという話を書きましたが、実行に移されることとなりました。
11月2日のダイヤ改正で、南部エリア(三宅・老司・弥永地区、那珂川町)-天神エリア(日赤通り・渡辺通り経由)間を直通運行するバス路線(主に49番、62番)の大部分を西鉄大橋駅起終点に切り替え、南部エリアへの「都市部周辺路線」と天神エリアへの「都心部路線」をそれぞれ運行する形態に変更します。「都市部周辺路線」の便数は原則として維持し(定時性の向上を図ります)、西鉄大橋-天神間の運行間隔は約8分間隔(ラッシュ時は4分間隔)と等間隔にすることでわかりやすいダイヤとします。西鉄大橋駅-天神間のバスは「渡辺通幹線バス」と呼ばれ、W1番、W2番、W3番、W4番と行先番号に「W」がつきます。天神から先の行き先によって行先番号が分かれます。なお、博多駅方面(47番(一部経路変更があります)、48番)、都市高速系統(610番、620番、630番)は従来通り運行します。「渡辺通幹線バス」については朝の通勤時間帯に速達性の高い急行系統を増便します。西鉄大橋駅を越えて直通運行する直通バスは、朝夕の通勤時間帯を中心に一部運行します。
バスを系統分割して心配なのは、運賃の問題。これについても配慮がなされています。「nimoca」による乗り継ぎ割引サービス(最大80円割引)に加えて、「都市部周辺路線」と「都心部路線」を西鉄大橋駅バス停にて90分以内に乗り継ぐと、1回乗り継ぐごとに「乗り継ぎポイント」として、「nimocaポイント」100ポイントを付与します(利用日から4日以内に自動付与)。この二つを合わせると、一部を除いて実質的に安くなるようになります。西鉄大橋駅バス停においては、南部エリア方面への乗り場を統一するほか、天候を気にせずにバスを待つことができるよう、上屋を増設します。バス車内においては、前方の液晶画面でバス乗り継ぎ情報を案内します。12月ごろにはスマートフォンアプリにより、バス乗り継ぎ情報を案内します。
(追記)
西鉄の路線バスは2008年から白地に緑・青・ベージュ・ピンク・オレンジの5色のストライプとなっています。それを「渡辺通幹線バス」については、12月上旬からストライプをすべてピンクにします。新車21台投入して対応します。
(参考:西鉄ホームページ http://www.nishitetsu.co.jp/release/2013/13_101.pdf、http://sankei.jp.msn.com/region/news/131122/fkk13112202040001-n1.htm)
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