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京都市交通局、2014年3月にバス増便へ

 京都市交通局は、2014年3月22日に市バスのダイヤ改正を行います。今回のダイヤ改正は以前に行った乗客利用動向調査を反映させたもので、明るい内容のダイヤ改正です。

 まず、ダイヤ改正に合わせてバスを24台増やし、788台にします。20台を超える大幅増車は35年ぶりです。35年前の1978年度は、市電廃止に伴い38台増やして1095台としました。その後は大幅な増車がなく、2011年度は764台にまで減っていました。

 今回バスを増やすことができるようになったのは、国から経営再建を義務付けられる「経営健全化団体」から脱却できるめどが立ったため。市バス事業は乗客数の減少などによる収益減のため、累積欠損金が一時163億円にも上りました。2009年度には自治体財政健全化法に基づき、「経営健全化団体」に指定されました。その後、人件費や車両更新台数を抑制することなどをした結果、当初の計画より3年も早い2012年度に「経営健全化団体」から脱却できるめどが立ったのです。ようやく攻めの経営ができるようになったのです。

 今回の改正では、1日当たりの走行距離は2600キロ増え、84000キロになります。現在の1日当たりの平均乗客数は32万人ですが、5年後の2018年度には1万人増やして、33万人とすることを目標としています。増便がされる系統は、京都駅から二条城、金閣寺を結ぶ洛バス101号系統など29系統です。1日の運行回数を最大14便増やします。深夜の利用が見込める205号系統など29系統で最終便を最大22分繰り下げます。休日には京都駅と四条河原町駅を直通で結ぶ「四条河原町ショッピングライナー」を新設します。京都駅と阪急桂駅で0時発の深夜便を試行運行します。新設する系統はこの深夜便の試行運行も含めて6系統です。人口が増加する西賀茂車庫以北を走る特37号系統の運行も始まります。
(参考:京都新聞ホームページ http://kyoto-np.co.jp/top/article/20131018000030、http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20131022000154)

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