「ななつ星in九州」、過密スケジュール見直しへ
「ななつ星in九州」が10月15日に運行を開始してから1か月余りが経ちました。1か月ほどの間に3泊4日コースを5回、1泊2日コースを4回行いましたが、それらに参加した人の声がまとまられたものがありましたので、紹介します。
まず、前提知識として持っておいたほうがよいのは、参加者の平均年齢。68歳です。参加者は30~88歳の範囲に散らばっています。
全般的に好評ですが、気になるところがあります。それはコースが過密であることと、食事の量が多いこと。メインの年齢層を考えると、抑え気味のほうがよかったのかもしれません。観光の時間にゆとりを持たせ、食事の量は少なめにしたほうがよさそうです。
もともと「ななつ星in九州」は収入を稼ぐために1両に4部屋入る「標準客室」(これでも豪華寝台列車のイメージを損なわないレベルなのですが。「ロイヤル」以上です)をつくる計画だったのですが、すべてスイートにしました。料金は高いですが、様々なところにお金をかけ過ぎているため、90%の乗車率で10年間走らせても、利益は年間1500万円程度にしかなりません。しかし、高めたイメージは相当のものです。
ところが、JR九州はダイヤ改正により過密スケジュールの問題は解決するものの、食事の量を減らすことには消極的です。ただ、客層が高齢者であること、また食事を残すことには後ろめたい気分がすることから、少なめにしたほうがよいでしょう。昔の旅館のように量で圧倒するのは古いです。満足して客に帰ってもらうように、量を減らすよう、料理人を説得しなければいけません。
(参考:JR九州ホームページ http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/f6784e1eeaa130a749257c280043a197/$FILE/%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%A4%E6%98%9F%E3%81%8A%E5%AE%A2%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%AE%E5%8F%8D%E5%BF%9C%EF%BC%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%89.pdf、毎日jp http://mainichi.jp/shimen/news/20131115ddm005070003000c.html、日刊工業新聞ホームページ http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120131122ceap.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- JR北海道のキハ40、2025年3月に引退か?(2023.11.26)
- 阪神、オリックス優勝パレードでノンストップ列車(2023.11.23)
「JR九州」カテゴリの記事
- JR九州に新たな多機能検測車、「BIG EYE」(2023.11.18)
- 久大線の新しい観光列車は「かんぱち・いちろく」(2023.11.17)
- 運転免許を返納したら5000円で乗り放題(2023.11.05)
- 東海道・山陽・九州新幹線、新幹線車内の喫煙ルーム廃止へ(2023.10.21)
- 821系、製造を終了していた(2023.10.10)
Comments