JR西日本、29歳以下の若者に「U29(ユニーク)きっぷ」を発売
JR西日本金沢支社は、10代、20代の若い人の鉄道利用促進を図るため、富山から金沢まで特急自由席で往復でき、しかも金沢百番街「Rinto」500円利用券もセットにしたお得なきっぷ、「U29(ユニーク)きっぷ」を期間限定で発売します。「U29(ユニーク)きっぷ」とは、29歳以下(Under29)を表すとともに、他にはないユニークな設定であること、またUターン(往復きっぷ)の3つを表現しています。
このきっぷの発売期間は11月27日~2014年1月30日(利用日の1か月前から前日までに購入する必要があります)、利用期間は12月1日~2014年1月31日です。有効期限は1日限りで、値段は金沢百番街「Rinto」500円利用券もついて、大人2500円です(子供の設定はありません)。1人から使えます。発売箇所は小杉、呉羽、富山、東富山、滑川、越中八尾、速星の7駅です。
ただし、このきっぷには発売条件があります。2013年12月1日において、29歳以下の利用者に限り購入することができます。購入時には年齢確認はしませんが(代理人が買いに来ても構いません)、このきっぷを利用している間は運転免許証、学生証など年齢が確認できる公的証明書を携行しておく必要があります。
その他、このきっぷを使用する際の注意事項は次の通りです。富山-金沢間は特急の普通車自由席を利用できます。指定席は利用できず、また普通列車を使用しても差額の払い戻しはしません。払い戻しは有効期限内で全券片未使用の場合に限り、発売箇所でできます。手数料は630円です。利用日を変更することもできます。使用開始前でかつ申し出のあった時点で発売できる範囲内で1回限りできます。金沢百番街「Rinto」500円利用券がつきますが、つり銭は出ません。利用券を使うときは「かえり」券を提示する必要があります。一部利用できない店舗があり、現金または商品券への引き換えや金券類への購入には使えません。
富山-金沢間は「サンダーバード」、「はくたか」など東西の特急が錯綜して走る区間です。1日約40往復もあり、金沢行きの「はくたか」、富山行きの「サンダーバード」「しらさぎ」あたりは降りる一方で、そう混むことはないでしょう。空席を使ったサービスです。富山-金沢間は高速バスとの競争も激しく(もちろん、車での移動は多いでしょうが)、特急のスピードはアピールポイントとなります。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/11/page_4856.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/items/131126_00_u29.pdf)
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Comments
JR西日本は語呂合わせに興じている暇があったら仕事をしてもらいたい。
つるぎとかいうシャトル便を作って関西の客を新幹線に誘導するくらいなら、今からでも富山〜金沢間の在来線の分離をやめてサンダーバードを富山〜大阪まで運行してもらいたい。しらさぎも同様に見直すくらいやれば「金沢支社はきちんと仕事をしている」と認めてやってもいい。
と、言ってみます。しらさぎが絡んでいる時点で西日本本社の調整だけでは無理ですが。
Posted by: 日置りん | 2013.11.28 07:22 AM
日置りんさん、こんばんは。
* つるぎとかいうシャトル便を作って
敦賀まで開業するまでの間は、無理に(階段での不便な乗り降りが必要な)新幹線に乗せようとせず、素直に「サンダーバード」を富山まで直通させたほうが望ましいのは当然のことでしょう。特急が都合悪いのなら、快速でも構いません。少々遅くなっても、「直通」というのは便利です。
Posted by: たべちゃん | 2013.11.29 10:16 PM