「指宿のたまて箱」、指宿-枕崎間を臨時運転か?
指宿枕崎線の人気観光列車、「指宿のたまて箱」。いつもは鹿児島中央-指宿間を走っているだけですが、枕崎まで運行する計画があるようです。指宿市観光協会などが、「指宿のたまて箱」を枕崎まで運行する計画を進めているのです。JR九州や枕崎、南九州、指宿の3市の観光業者らが12日に「運行連絡協議会(仮称)」を発足させたのです。
計画では、枕崎には臨時列車として運行します。「指宿のたまて箱」は金~月曜は3両編成で運転しますが、火~木曜日は2両編成で運転します。その2両で運転する日は1両(定員は30人)余りますので、それを使って指宿-枕崎間を運転するのです。すでに安全性の確認などの準備が始まっています。2014年2月に運行を開始する予定です。JRの案では、指宿を9:17に出発し、各駅に停車して、10:53に枕崎に到着します。枕崎には約30分停車し、指宿には13時過ぎに戻る予定です。特急料金を含めて往復で4000円近くになるようです。協議会では、将来的には定期列車にしたいと考えているようです。
たったの1両で走り、しかも各駅に停車するのが本当に特急なのか怪しいところもあります。第一、冬の臨時列車としても取り上げられていません。この指宿-枕崎間を運転する「指宿のたまて箱」がどういう形態の列車になるかどうかわかりませんが(実はツアー用の団体列車? 各駅に停車するのは設備が通過列車に対応していないだけ?)、楽しみに待っておくことにしましょう。
(追記)
「指宿のたまて箱」は2014年2月4日、指宿-枕崎間を試験的に運行します。指宿9:44発枕崎11:09着、枕崎11:35発指宿13:02着のダイヤで運行されます。途中、山川、西大山、西頴娃、石垣に停車します。2月4日のは指宿、南九州、枕崎の沿線3市の住民や行政関係者ら約40人が乗るもので、一般の乗客は利用できません。
(参考:南日本新聞ホームページ http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=52679、http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=54210、「鉄道ジャーナル」2014年4月号 鉄道ジャーナル社)
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