「リニア・鉄道館」、300系の代わりに700系を展示
JR東海で活躍した車両などが展示されている「リニア・鉄道館」。金城ふ頭にあります。その「リニア・鉄道館」で、2011年のオープン以来初めてとなる車両の入れ替えを行います。
新たに展示される車両は、700系新幹線。700系はJR東海とJR西日本が共同開発した車両で、時速285キロ走行ができる車両です。JR東海としてはそれで十分かもしれませんが、すでにJR西日本が最高速度300キロを出す500系を走らせていたという状況においては、いろいろ改善点はあったとしても色あせて見えます。スピードというのはわかりやすい指標ですから、500系に比べると華はありません。JR東海としては500系はなかったことにしたい車両でしょうが。
余談はそれぐらいにして、展示される700系はC1編成1号車の723-9001です。先頭車です。C1編成は量産先行試作車として1997年9月に登場し、1年半で45万キロに及ぶ走行試験を行いました。そこで得られた結果は量産車に反映され、1999年3月の営業運転開始に貢献したのです。700系新幹線は12月末に「リニア・鉄道館」に搬入され、2014年1月2日から1階車両展示において公開されます。代わりに押し出されるのは、300系新幹線。2両ある300系新幹線のうち1両について、12月27日をもって展示を終了します。博物館で時々展示品の入れ替えを行うのは、リピーターを生むためにも重要でしょうが、お金持ちのJR東海は、鉄道路線上だけでなく博物館においても入れ替えのスピードが早いようです。
この展示車両入れ替えに伴い、「リニア・鉄道館」では期間限定イベントを行います。イベントはいくつかありますが、一番大きいものは新幹線の運転台公開(記念撮影)。300系新幹線が12月18日から27日までの間。100系新幹線が2014年1月2日から13日と、18日から26日の休日。700系新幹線が2014年2月1日から3月16日の休日です。300系、100系、700系ともに先着順です。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/nws001330.html)
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