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東京メトロ方南町支線、2016年度に直通運転開始へ

 東京メトロの丸ノ内線には、方南町支線と呼ばれる支線があります。中野坂上と方南町とを結びます。この方南町支線の終点、方南町のホームは短く、3両編成の列車しか停まることができません。そのため、方南町支線は基本的には中野坂上-方南町間を3両編成の列車が行ったり来たりしています。

 ところが、ホームが短いのは終点の方南町のみ。ひとつ新宿寄りの中野富士見町までのホームはすでに6両編成に対応しています。中野富士見町に車庫があり、本線(池袋-新宿-荻窪間)の車両が出入りするからです。中野富士見町までは本線からの直通列車も走っています。

 つまり、方南町ただひと駅さえ改良すれば、全線で6両編成の電車が走ることができるわけです。本線から方南町まで直通列車が走ることもできます。すでに今月から方南町駅のホーム延伸工事を行っていて、西側に約18メートル伸ばします。2016年度にホーム延伸工事が完成した後は、丸ノ内線のダイヤが大幅に見直されます。現在、本線には3本に1本の割合で池袋-新宿間の区間運転の列車がありますが、これを方南町まで直通させるようです。本線でも、西新宿や中野坂上の本数は増えます。今のダイヤだと池袋-新宿間の区間運転の列車は日中、12分に1本の割合で運転されますので、それが続いたとした場合、12分に1本、池袋-新宿-方南町間の列車が走ります。もちろん、これでは地下鉄としては少なすぎるので、中野坂上-方南町間の区間運転が依然として残ると見てよいでしょう。

(追記)
 早朝や深夜、中野坂上-方南町間の区間運転の列車の一部が、新宿三丁目まで延伸するという話もあるようです。
(参考:タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/honancho/、「鉄道ジャーナル」2016年11月号 鉄道ジャーナル社)

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