一畑電車、大遷宮効果で利用者増加
6日、「一畑電車連携計画検証委員会」が出雲市内で開かれました。その中で、一畑電車の今年度上半期(4~9月)の利用者が前年同期に比べて1割増えていたことが分かりました。今年度上半期の旅客数は794656人で、「神話博」のあった前年同期より73199人も増えていたのです。出雲大社の大遷宮の効果が出ていると分析されています。このままいくと年間目標の140万人を超え、150万人に近づくとみています。
しかし、喜んでばかりはいられません。確かに利用客は増えたものの、定期券の利用者が減っているのです。今年度上半期、観光客など定期券外の利用者は87127人増えましたが(それを裏付けるように、出雲大社前駅の乗降客は4.3万人増え、約14.3万人となりました)、通勤定期利用者が5272人、通学定期利用者が8656人減っているのです。
大遷宮のようなイベントが毎年あるわけではありませんから、毎日使ってくれる定期券利用者は貴重な固定客です。今後は通勤、通学客など沿線の利用客が鉄道を選ぶような策も考えないといけないでしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/OSK201311060146.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/131114/smn13111402060002-n1.htm)
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