静岡県、東海道新幹線静岡空港駅を臨時駅として提案へ
静岡空港は東海道新幹線の真上を通っています。そのため、空港機能強化の観点などから東海道新幹線に静岡空港駅をつくるという構想が出されていますが、JR東海から冷たくあしらわれています。
そこで出されたのが、リニア中央新幹線が開通する2027年までは、オリンピックと緊急時だけに使う臨時駅として静岡空港駅を使うというアイデアです。駅はトンネル出口付近の地上にあり、(熱海駅のように)本線の両脇にホームを置くか、(静岡駅のように)副本線の外側にホームを置くかのどちらかにすることを考えています。2020年のオリンピック前後の航空需要が増加する時期と災害で首都圏の空港が使えないときのみ新幹線を停車させます。リニアが開通した後は本格的に営業を行い、1時間に数本程度が停車します。駅の建設費用は数百億円程度で静岡県が負担します。もっとも、JR東海の態度は冷たいままです。空港直下に駅を建設するのは技術的に不可能だとみているのです。想定している駅の位置が違うのかもしれませんが。
そもそも、いくら首都圏の航空需要が増えるとは言え、関東から出る静岡空港を使う人が激増するとも考えにくいでしょう。羽田、成田で足らないなら、茨城空港のほうが近いです。ここの活用を図ることが先決であると言えるでしょう。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20131203/CK2013120302000085.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20131212-OYT8T01219.htm)
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