2014年3月ダイヤ改正を見る(4)(JR東海)
ここでは、JR東海について見ていきます。
東海道新幹線は新大阪駅の大規模改良工事が完了し、N700Aの投入が進んだことにより、ほぼすべての時間帯で1時間に最大10本の「のぞみ」を運転することのできる「のぞみ10本ダイヤ」を導入します(これまでは東京発の朝夕のみに限られていました)。繁忙期に威力を発揮することになります。
今回もN700系が増え、岐阜羽島・米原に停車する「ひかり」などに投入されます。岐阜羽島・米原に停車する「ひかり」の所要時間が東京-新大阪間で3分程度短縮されます。また、この後続となる一部「のぞみ」の所要時間も東京-新大阪間で3分程度短縮されます。「ひかり」「こだま」にもN700系で運転されるものが増え、定期列車全体の8割がN700系での運転となります。
東海道新幹線の車内には自販機がありますが、それが廃止となります(ダイヤ改正の前から自販機のない車両が走ることもあります)。1編成につきN700系には2台、700系には6台の自販機を設置していますが、1回の運行で10本ぐらいしか売れていないようです。N700系については、自販機の跡地に、新たに無線LAN設備を活用したサービス向上の可能性について実験を行う予定です。なお、山陽・九州新幹線用のN700系8両編成には自販機が残ります。
在来線については、静岡発沼津行きの「ホームライナー」を1本新設します。静岡19:00発、沼津19:39着です。平日の昼間に中央線から愛知環状鉄道に直通している列車が5往復ありますが、この運転を取りやめます。中央線と愛知環状鉄道との直通は、平日朝晩の瀬戸口までとなります。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000020442.pdf、朝日新聞12月21日朝刊 中部14版、EXPRESS予約ホームページ http://expy.jp/useful/equipment/n700_8/basic.html)
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