2014年3月ダイヤ改正を見る(1)(JR東日本新幹線)
20日、JR各社から2014年3月ダイヤ改正についての発表がありました。2014年3月15日にダイヤ改正を行います。これから何回かに分けて、改正の概要を紹介していきます。まずはJR東日本の新幹線から。
東北方面の大きな話題は、E6系投入完了によるスピードアップ。これまで時速275キロ運転の「こまち」と時速300キロ運転の「スーパーこまち」がありましたが、時速320キロ運転が行われ、以前にも書いた話の通り名前も「こまち」に統一されます。「スーパーこまち」は1年限りの名前となったのです。
所要時間も短縮されます。東京-秋田間の最速は3時間37分(少し前に書いた予想よりも少々遅いですが)、すべての列車において3時間台の運転となります。「こまち」の時速320キロ運転に伴い、「はやぶさ」もすべて時速320キロ運転となりますので、最速は変わらないものの、「はやぶさ」の平均到達時間は短縮します。
また、仙台以北が各駅停車となる「はやて」の一部が「はやぶさ」となります。2.5往復が該当します。仙台以北が各駅停車になる「はやぶさ」が運転されるのは初めてです。この「はやぶさ」も宇都宮-盛岡間において時速320キロ運転します。早朝深夜の仙台-新青森間の列車も「はやぶさ」に代わり(各駅に停まります)、残る「はやて」は東京-盛岡間3.5往復と盛岡-新青森間1往復だけとなります。このまま「はやて」は消えてしまうのでしょうか? それとも、時速320キロ運転をしない盛岡以北の列車に象徴的に残すのでしょうか?
長野新幹線には、北陸新幹線用のE7系が先行投入されます。3編成が投入され、東京-長野間を7往復運転します。E7系は4月以降、毎月約1編成のペースで落成する予定で、順次E2系と置き換えていくようです。
E7系には「グランクラス」があります。シートだけのサービスで、グリーン車に比べて3000円上がります。「グランクラス」に人的サービスがないのは、北陸新幹線用のアテンダントを募集している段階にあるためです。ただ、北陸新幹線が開業してアテンダントによるサービスが始まっても、長野発着の「あさま」には乗り込まないのかもしれません。
このほか、長野新幹線は信号設備のデジタルATC化により、到達時間が短縮されます。東京-長野間の最速で1時間20分です。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2013/20131217.pdf)
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