« JR九州と台湾高速鉄道の客室乗務員、相互交流 | Main | 琴電高松築港駅にビアパブ »

宇都宮LRT、毎朝3800人が通勤通学に利用見込み、着工は2016年度か?

 以前からはあるものの、膠着状態が続いている宇都宮のLRT。しかし、一定の需要は見込めるようです。宇都宮市の試算では、LRTをJR宇都宮駅東口から芳賀工業団地周辺までの約15キロの区間を整備した場合、毎朝約3800人の通勤、通学客が見込めるとのことです。

 この試算のもととなったのは、宇都宮市が8月から行ったヒアリング調査。清原工業団地の従業員数250人以上の11企業と、団地周辺の大学や短大、県立高校計3校を対象に、通勤通学時の交通手段や従業員の居住地、LRTの利用見込みなどを調べました。それによれば、宇都宮市は通勤通学バス利用者(3社で運行するシャトルバスは1日1934人、通学バス利用者は1日500人)の全員、企業来訪者(10社で1日549人)は半分がLRTに切り替えると想定しています。また、清原と芳賀工業団地の従業員で車で通勤する人の3.6%がLRTに切り替えると見込み、1日に往復で7710人が利用するとしています。

 さらに通勤通学時の需要とは別に、大型商業施設やグリーンスタジアムなど沿線施設の来場者数から考えると、年間で往復約50万人(1日当たり1379人)の需要があるとしています。すべて合わせると、1日約9000人で、2001年の予測の約2/3です(2001年は宇都宮テクノポリスセンターまでの約12キロを整備する前提で計算)。片道の基本運賃が100~400円として、7.4億円の運賃収入があると見込んでいます。

 その宇都宮のLRTですが、佐藤市長は2016年度ごろに着工したいと考えています。完成時期については明言はしていません。
(参考:下野新聞ホームページ http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20131120/1419003、http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20131128/1427395)

| |

« JR九州と台湾高速鉄道の客室乗務員、相互交流 | Main | 琴電高松築港駅にビアパブ »

鉄道」カテゴリの記事

関東・甲信越私鉄」カテゴリの記事

路面電車」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 宇都宮LRT、毎朝3800人が通勤通学に利用見込み、着工は2016年度か?:

« JR九州と台湾高速鉄道の客室乗務員、相互交流 | Main | 琴電高松築港駅にビアパブ »