ロンドン地下鉄、2015年から週末の終夜運転を実施
東京で地下鉄を終夜運転する構想がありますが、ロンドンにも同じような話があります。しかも、先行するようです。というのも、ロンドン市とロンドン交通局は11月21日、2015年から週末に地下鉄の24時間運行を行う計画を発表したからです。
地下鉄の終夜運転は「ナイト・チューブ」と称し、毎週金・土曜日、ピカデリー線、ヴィクトリア線、セントラル線、ジュビリー線と、ノーザン線の主要区間で実施します。ロンドンではすでにバスの終夜運行は行われていますが、地下鉄の定期的な終夜運行はこれが初めてとなります。
サービス改善はほかにもあります。2014年から非接触決済機能のある銀行カードによる運賃支払いを可能にします。2015年末までには地下にある駅のほとんどでWi-Fi環境を整備します。主要駅には今よりも多くの職員を配置し、旅客案内サービスを充実させます。
(追記1)
ロンドン地下鉄の週末終夜運転は2015年秋からの予定でしたが、労使間の交渉がまとまらず(ストも行われました)、2016年になっても実施されないままとなっています。
(追記2)
労働組合の反対で遅れていた、ロンドンの地下鉄の週末終夜運転が2016年8月19日から行われます。終夜運転を行うのはセントラル線とヴィクトリア線で、1時間に6本の間隔で運転します。終夜運転による経済効果は年間7700万ポンド(約101億円)、約2000人の雇用を生み出すといわれています。
この終夜運転は今後拡大し、2016年中にノーザン線、ジュビリー線、ピカデリー線でも行われる予定です。
(参考:レスポンスホームページ http://response.jp/article/2013/11/22/211442.html、週間エコノミストホームページ http://www.weekly-economist.com/2015/11/17/world-watch-%E8%8B%B1%E5%9B%BD-%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E3%81%AE%E9%80%B1%E6%9C%AB%E7%B5%82%E5%A4%9C%E9%81%8B%E8%BB%A2-%E5%8A%B4%E4%BD%BF%E4%BA%A4%E6%B8%89%E6%B1%BA%E8%A3%82%E3%81%A7%E6%96%AD%E5%BF%B5/、Bloombergホームページ https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-19/OC4Y936JTSE801)
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