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無人化された武豊線の駅を見る

 27日朝のことですが、10月から集中旅客サービスシステムの導入により無人化された武豊線の駅を見てきました。


 東海道線の新快速に乗り、大府で乗り換える。豊橋行きの新快速に続いて、武豊行きのディーゼルカーも発車。東海道線を乗り越す。辺りは田園地帯が広がる。

 武豊線に入って最初の駅、尾張森岡は元からの無人駅なのでパス、次の緒川で降りる。緒川は高架駅となっている。階段を降りると、自動改札がある。自動改札を通ることができない「青春18きっぷ」で来たので、自動改札の横にあるインターホンで話しかける。そのまま自動改札を出て、自動券売機の横にある読み取り機にかざしてほしい、とのこと。なるほど、自動改札には扉がなく、ICカードを持っている人以外はフリーパスなのだ。JR東海の集中旅客サービスシステムは名鉄の駅集中管理システムのようにガチガチではなく、ICカードの利用者以外はノーチェックなのだ。

 以前、武豊線の集中旅客サービスシステムのことを記事にしたとき、一部の駅に導入しないことを批判したが、それは的外れだったのだ。名鉄のとは違って、JR東海のは穴だらけのシステムなので、設置しない駅があっても何ら問題ないのだ。また、緒川など武豊線の駅には「みどりの窓口」がある駅がいくつかあったが、集中旅客サービスシステムの導入により、廃止されてしまった。代替の指定席券売機すらない。かなりのサービスダウンだ。集中旅客サービスシステムは、単なる無人化をお化粧した言葉に過ぎなかったようであると言えよう。

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