大井川鐵道元京阪3000系引退へ
SLが走ることで有名な大井川鐵道ですが、脇を固める普通電車もなかなかのもの。関西で活躍した列車が走っているのです。決して見過ごすことのできない脇役です。
そのうちのひとつ、元京阪3000系が引退することになりました。そこで大井川鐵道は2014年1月18日、1月26日、2月8日、2月9日の4回、貸切ツアーを行うことにしました。
この貸切ツアーは、元京阪3000系で新金谷-千頭間を往復します。3000系の車体側面には「テレビカー」の文字を復活させています。行きは新金谷を10:29に出て、家山に停まるだけの急行運転。千頭には11:44に着きます。千頭駅構内では12:15から12:45の間、撮影会があり、京阪電車時代の副標(「びわこ」「ミシガン」など全5種類の予定)を掲出します。帰りは千頭を13:26に出ますが、何と途中停車駅なしのノンストップ運転。新金谷に14:30に着きます。その後、新金谷駅構内で撮影会があります(14:45~15:15)。往年の関西の名車、京阪3000系、近鉄16000系、南海21000系が横一列に並びます。なお、行き帰り各列車の座席指定はありません。旅行代金は昼食(弁当)などを含んで大人7000円、子供5000円です。定員は70人(最少催行人数15人)、12月25日9:00から予約を開始します。電話のみの予約受け付けとなります。
本家の京阪は3月に引退し、残るはダブルデッカーを導入した富山地鉄のみです。富山地鉄での活躍を期待するとともに、大井川鐵道で代替車として何が導入されるのかどうかが気になるところです。もし代替車が導入されるのなら、どこにでもあるような電車ではなく、元京阪3000系のような名車を望みたいところです。
(追記1)
元京阪3000系は老朽化のため2014年2月14日に引退します。引退後、保存する計画はなく、解体されるようです。
(追記2)
2018年現在、元京阪3000系の車両は解体されず、倉庫として使われています。
(参考:大井川鐵道ホームページ http://www.oigawa-railway.co.jp/pdf/20140209sayonara_keihan.pdf、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASFDS5SK2FDSUTPB00D.html、「鉄道ファン」2018年12月号 交友社)
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